川崎「ラーメン二郎」

nulf2003-01-09

私は元々ラーメンは好きなのだが、
2年ほど前まで「ラーメン二郎」という単語すら聞いたことがなかった。


そのうち川崎にラーメン二郎ができるということで、
ネットで調べてみるとなるほどなかなかディープな固定客を持つ
ラーメン屋という事がわかり興味津々で行ってみる事に。


ただ気がかりは・・・そう呪文。
注文時にヤサイマシマシニンニクカラカラ云々と唱え・・・
経験上こういった店の店主ってのは
「俺のラーメンをありがたーく頂けよ」
みたいな感じを想像してしまい、
どうも嫌な感じがしてならない。


店に行くとオープンしたばかりとあって綺麗だ。
メニューはいたってシンプル。ラーメンの小と大、そして煮豚の量3段階で6通り。
とりあえず、小ブタを頼む。


5分後にラーメンが出来上がって、店主が満面の笑みを備えこう聞いてきた。
「小ブタのお客様、ニンニクいれますか?」と・・・。
来たよ、呪文。


自分なりに事前に調べてきた二郎の呪文の種類は以下の通り


ヤサイ
ニンニク
カラメ
アブラ
マシ
マシマシ


こんな感じ。上3つはトッピングの種類で下2つはその量だと思われ。
これを前述の「ニンニク入れますか?」との問いに対し
ヤサイマシマシニンニクアブラカラカラ
(野菜3倍、ニンニク多め、脂多め、スープ濃い目)
って感じかな。(前に「粉マシマシ」とかいってるおっさんがいた。ツワモノ・・・)


とはいえ、上述のような長ーい呪文を唱えている人はまずいません(笑)
大抵の方は「ニンニク入れますか?」→「はい」とか「いりません」だけ。


ココの店主の笑顔がかなり眩しいので全然気負うことはありません。


で肝心のラーメンですが、まずスープ。
オープン当初は背脂と豚骨醤油のスープが完全に乳化していてドローリしていたが
今は、豚骨醤油のスープの上に脂が浮いているって感じ。


見た目等は変わりましたが、味は余り変わっていません。


豚骨ベースに野菜の強い甘み、醤油ダレ、それに魔法の白い粉(苦笑)


粉はともかく、豚骨と野菜の甘みがかなり高いレベルで融合して独自の世界を作ってます。
それを受け止めるのが麺。
太麺ではココを超える麺は無いと思う、マジで。


極太、強いコシ、小麦の香り、下手にツルツルしてなくモッチリ。
多分自家製だと思うがココまで自己主張する麺も珍しい。同じくとんがっている
スープとマッチしすぎ!


そしてブタ。チャーシューじゃなくてブタ。ただグツグツ煮えている寸胴で煮て
タレに漬け込んでるだけのシンプルなもの。けど食べてみ?
チャーシューを売りにしているヘタな店よりずっと美味しい。ここのブタは数ある二郎の中でも
トップクラスとも言われているくらい旨いので、ブタかダブルを注文するように。


野菜(キャベツ+もやし)はお湯で煮ただけのものだが、しっかりとしたスープと実にマッチしており
他の二郎と比べシャッキリした食感がたまらん。ただし盛りも手加減無いので注意。


値段も500円〜で満足度は相当高い。
ちなみに写真は600円の小ブタ。小ですよショウ!ただしヤサイマシにしなければココまででは
ないのでご婦人方ご安心を(笑)


とりあえず、思い入れのある店なので長々と賛辞を書いてきたがもちろん欠点ある。
ココの欠点は長所の裏返しで、極端な量、脂、化調、これら3つのための中毒性、行列、
いくら好きでもそう簡単に人に勧められない(人を選ぶ) 等など。


前は週2ペースで食べていた時もあったが明らかに太ってきたし成人病への近道なのは
間違いないので控え気味にしている。かといってココのラーメンの代替食ってのは味・量の両面で
そう簡単に見つからないし・・・辛いね。


よっしや〜運動するか!

  • 小ブタ ★★★★★